年長クラス
積み木から広がる世界
2025-04-24
NEW
1.活動のテーマ
<テーマ>
広がる世界
<テーマの設定理由>
子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを出発点に、そこから生まれる発見・ひらめき・関わりを大切にしながら、“遊び”がどのように深まっていくかを、子どもと一緒に楽しみながら育てていくことが目的とする。
2.活動スケジュール
活動内容 時間/回 人数/回
① 積み木 10分程度 2人1組
② 見立て遊び 10分程度4人1組
① 積み木 10分程度 2人1組
② 見立て遊び 10分程度4人1組
③ 制作 1日~2日 10人程度
④ ごっこ遊び 1日 全体
3.環境をデザインする
●準備した物 スマートフォン(音の記録用)
●積み木
●紙粘土
●絵具
3.探究活動の実践
● 室内の自由遊びの時間。
・年長児たちが大きな積み木でおうちを作って楽しんでいたとき、ひとりの子が「なんだか、お店のカウンターみたい!」とつぶく。この一言からスタート
・その言葉に周りの子どもたちが反応し、「じゃあ、お店屋さんしよう!」「お寿司屋さんがいい!」と、“お寿司屋さんごっこ”がスタート!
・積み木でカウンターや回転レーンを作成
・小さな積み木をお寿司に見立てて配置
・紙や葉っぱでお金を制作
・小さな積み木をお寿司に見立てて配置
・紙や葉っぱでお金を制作
・寿司を粘土やおもちゃで見立てる
・お客さんと店員に分かれて、やりとりを楽しむ
想像と創造がどんどん広がり、まるで本物の寿司店のような雰囲気に!
・お客さんと店員に分かれて、やりとりを楽しむ
想像と創造がどんどん広がり、まるで本物の寿司店のような雰囲気に!
●担任の判断で「本物づくり」へ
・子どもたちの真剣な表情と盛り上がりを見た担任が、「この瞬間の学びを大切にしたい」と予定していた散歩や活動を一旦白紙に。
・「お寿司のお米は白色だけど粘土だとお寿司っぽくない」との発言から
・紙粘土を用意し「これはどう?」と提案すると、子どもたちは目を輝かせて大賛成!
・メニュー表を見て食材選び
・紙粘土でシャリやネタを制作
・紙粘土を用意し「これはどう?」と提案すると、子どもたちは目を輝かせて大賛成!
・メニュー表を見て食材選び
・紙粘土でシャリやネタを制作
・絵具でネタを色づけ
・「いくら」「サーモン」「たまご」など個性豊かな作品が完成
・「いくら」「サーモン」「たまご」など個性豊かな作品が完成
●開店に向けた本格準備期間
活動は“ごっこ”の域を超え、プロジェクト化へ。
子どもたちが主体となって、
・「ほかのクラスの子も招待した」の発言から招待状・チケットづくり
・メニュー表の制作
・「●●くんは〇〇役ね」「順番に変わろうね」などの発言から子どもたちだけでレジ係、板前、接客などの役割分担
・交代ルールを自分たちで決めて共有
・「回転すしだから回らないとね」「レジもあるよね」店内レイアウトやレーンの修正、改良
毎日が本番のような準備期間となった。
子どもたちが主体となって、
・「ほかのクラスの子も招待した」の発言から招待状・チケットづくり
・メニュー表の制作
・「●●くんは〇〇役ね」「順番に変わろうね」などの発言から子どもたちだけでレジ係、板前、接客などの役割分担
・交代ルールを自分たちで決めて共有
・「回転すしだから回らないとね」「レジもあるよね」店内レイアウトやレーンの修正、改良
毎日が本番のような準備期間となった。
●「くさばなすし」本日開店!
朝から張り切って準備に取り組み、いよいよ本番。
「いらっしゃいませ!」「おすすめはサーモンです!」と元気な声が響き渡り、
他学年の子や先生たち、子育て支援「なかよし学級」のお客さまも大歓迎。
・子どもたちの役割交代もスムーズ
・お寿司は実際に流れてくる演出あり
・接客もメニュー紹介も自分たちの言葉で堂々と
お客さまの笑顔に、子どもたちも大満足の様子でした。
「いらっしゃいませ!」「おすすめはサーモンです!」と元気な声が響き渡り、
他学年の子や先生たち、子育て支援「なかよし学級」のお客さまも大歓迎。
・子どもたちの役割交代もスムーズ
・お寿司は実際に流れてくる演出あり
・接客もメニュー紹介も自分たちの言葉で堂々と
お客さまの笑顔に、子どもたちも大満足の様子でした。
5.振り返り
この一連の活動は、単なる「ままごと」では終わらず、
子どもたちの主体性・協力する力・表現力・創造性など、たくさんの力を育む学びとなった。
また、「やってみたい」という子どもたちのつぶやきから始まり、計画・制作・調整・本番というプロセスを自分たちの力で進めていった経験は、今後の成長に大きな糧となっていくと期待する。
