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令和7年度

年長クラス

広がる世界 ― 子どもの発見からつながる遊び

2025-09-18
注目
1.活動のテーマ
<テーマ>
広がる世界

<テーマの設定理由>
子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを出発点に、そこから生まれる発見・ひらめき・関わりを大切にしながら、“遊び”がどのように深まっていくかを、子どもと一緒に楽しみながら育てていくことが目的とする。
2.活動スケジュール
活動内容 時間/回 人数/回
① 砂場         5人1組からクラス全体へ (6月)
② 流しそうめん クラス単位       (7月)
③ 共有     クラス単位       (9月)
3.環境をデザインする
●準備した物 スマートフォン(記録用)
●竹
●タライ
●ビールケース
●ゼリー
●紙コップ
●フォーク・スプーン
●ベンチ
3.探究活動の実践
6月 ― 「高速道路=流しそうめん?」
 園外保育に向かうバスの中。 
車窓から高速道路を見た子がふとつぶやきました。 
「ねぇ、あれって流しそうめんみたい!」
 その言葉に「ほんとだー!」と笑いが起こり、 帰園後から砂場で“流しそうめんごっこ”が始まりました。
 葉っぱをそうめんに見立て、 「まずはお鍋でゆでないとね」 と葉っぱを砂のお鍋に入れてかき混ぜる子。 
「こっちの竹に流すよー!」 「キャー、そうめん流れてきた!」 子どもたちの想像力は、 “高速道路”から“流しそうめん”へと広がり、 日常の遊びに生き生きと息づき始めました。 

7月 ― 年長だけの特別お楽しみ会 夏の夕暮れ、年長児だけが再び園に集まりました。
特別なお楽しみ会の始まりです。
まずはすいか割り! 「いけー!」「もうちょっと右!」 友達の声援に包まれながら、大きなすいかが真っ二つ!
そして本物の“流しそうめん”。
「わー!ほんとに流れてきた!」 「はやく取らないと逃げちゃう!」 夢中でそうめんをすくう姿に、子どもたちの歓声が響きました。
夜になると、手持ち花火と打ち上げ花火。 夜空いっぱいに広がる光の雨に、 「きれい〜!」 子どもたちの会話が弾み、心に残る夏の思い出となりました。

9月 ― みんなに広げたい!
「ねぇ、あの流しそうめん、ほかのクラスにもやってあげたい!」
年長児のそんな声から、 “流しそうめんごっこ”を他学年へ広げることになりました。
本物のそうめんは難しいけれど、 「ゼリーなら流せるんじゃない?」 というひと声をきっかけに、**“流しゼリー屋さん”**が開店!
「いくよー!ゼリー流すね!」 「わぁー!つめたーい!」 「おいしい!もっとやりたい!」
ここで大切なのは、年長児が「お客さん役」となった小さい子たちを迎え入れる側になり、遊びの中心的な担い手(正統的参加者)として関わったことです。
一方で年少・年中児は、ゼリーを受け取ったり歓声をあげたりしながら、遊びの世界に“周辺から”参加する経験を積んでいきました。

このように、年長児の発想と実践が園全体へと広がり、年少・年中児が「ちょっとやってみたい」「自分も流してみたい」と自然に役割を広げていく姿が見られました。
まさにこれは、正統的周辺参加として、年長児が実践のモデルを示し、
小さい子どもたちが“見て・真似て・やってみる”中で学びの共同体が育まれた瞬間でした。
4.活動の様子が分かる写真
5.振り返り
子どもたちの「やってみたい!」というひと声が、

 高速道路 → 流しそうめんごっこ → 本物の流しそうめん → 流しゼリー屋さんへと広がりを見せました。 

身近な景色を遊びに変換する 想像力 仲間と工夫し合う 協同性 楽しさを他者と分かち合いたいという 思いやり
まさに「広がる世界」のテーマ通り、 子どもたちの発見とひらめきが、遊びを深め、 新たな世界をつくり出す姿がありました。
 
これからも、子どもたちの“やってみたい”を出発点に、遊びと学びを共に育てていきます。
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