年長クラス
こびととすごす日々 ~想像が広がる、つながる、深まる~
2025-06-27
注目
1.活動のテーマ
<テーマ>
広がる世界
<テーマの設定理由>
子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを出発点に、そこから生まれる発見・ひらめき・関わりを大切にしながら、“遊び”がどのように深まっていくかを、子どもと一緒に楽しみながら育てていくことが目的とする。
2.活動スケジュール
活動内容 時間/回 人数/回
① 年中児の活動
② 散歩時の宝さがし
① 年中児の活動
② 散歩時の宝さがし
③ 制作 1週間 10人程度1組
3.環境をデザインする
●準備した物 スマートフォン(音の記録用)
●段ボール
●画用紙
●綿
●フェルト
3.探究活動の実践
● こびととすごす日々 ~想像が広がる、つながる、深まる~
「先生!こびとがいたかもしれない!」
年中もり組の自由遊びの中で、1冊の『こびとづかん』を手にしたAくんの声が、静かな午後の園庭に響きました。
最初は数人だった“こびと探し”の輪は次第に広がり、
「小さな足あとがあったよ!」
「この木のところに住んでるんじゃない?」
年中もり組の自由遊びの中で、1冊の『こびとづかん』を手にしたAくんの声が、静かな午後の園庭に響きました。
最初は数人だった“こびと探し”の輪は次第に広がり、
「小さな足あとがあったよ!」
「この木のところに住んでるんじゃない?」
子どもたちの遊びの中で偶発的に始まった「こびと探し」は、年中・もり組での自由遊びからスタートしました。絵本『こびとづかん』を手にした子どもたちが、こびとを見つけようと園庭や保育室を探索するようになり、その遊びは年長に進級したあとも広がっていきました。
この「こびと」という空想的な存在との出会いは、子どもたちの想像力を刺激し、日々の生活の中で継続的かつ多面的に展開していくこととなります。
この「こびと」という空想的な存在との出会いは、子どもたちの想像力を刺激し、日々の生活の中で継続的かつ多面的に展開していくこととなります。
● 「また会えるかな?」大澄山のこびと
5月のおにぎり散歩で訪れた大澄山では、なんと!こびとからの手紙が見つかり、「こびとたちが、ここに住んでるんだって!」と子どもたちは大興奮。
「いた!3人!こっち見てるみたい!」
「この草の中に、何かいる感じがする!」
こびとが見つかった大澄山は、すっかり“特別な場所”になりました。
その日から、園でも“こびとの世界”が続いていきます。
「いた!3人!こっち見てるみたい!」
「この草の中に、何かいる感じがする!」
こびとが見つかった大澄山は、すっかり“特別な場所”になりました。
その日から、園でも“こびとの世界”が続いていきます。
● こびとの家づくり
「おうち、ないとこびとたち寒いと思う!」
Bちゃんの言葉から、こびとの家づくりが始まりました。画用紙、フェルト、空き箱…素材を組み合わせて「こびとの台所」「おふとん」「ひみつのとびら」など、細部にこだわった家ができあがります。
「夜になると、動いちゃうのかも…」
そんな声をきっかけに、翌朝の“こびと探し”が日課に。
「昨日はここにいたのに、今日はこっち!」
「おにいちゃんが言ってた“夜のまほう”かも!」
Bちゃんの言葉から、こびとの家づくりが始まりました。画用紙、フェルト、空き箱…素材を組み合わせて「こびとの台所」「おふとん」「ひみつのとびら」など、細部にこだわった家ができあがります。
「夜になると、動いちゃうのかも…」
そんな声をきっかけに、翌朝の“こびと探し”が日課に。
「昨日はここにいたのに、今日はこっち!」
「おにいちゃんが言ってた“夜のまほう”かも!」
5.振り返り
この一連の遊びは、まさに**“子ども発の探究”**でした。
年中時の自由遊びの中で生まれた小さな声をきっかけに、子どもたちの世界が年長へ進級後もどんどん広がっていく。
その中で生活と活動が自然に結びついていく様子を見ながら、保育者自身も学びの深さと面白さを実感しました。
活動には以下のように5領域が自然に内包されていました:
・健康(散歩・制作)
・人間関係(協同・会話)
・環境(自然や素材への関心)
・言葉(手紙・対話)
・表現(工作・劇遊び)
振り返ってみると、計画段階では想定していなかった“こびとブーム”を、どのように保育の中に取り込んでいくかに悩む場面もありました。
「遊びとしてのおもしろさ」と「学びとしての深まり」──
「遊びとしてのおもしろさ」と「学びとしての深まり」──
そのバランスをどう取るかは、今後も保育者同士で共有し、試行錯誤していく大切な課題です。
子どもたちが心から夢中になれる“ひとつの世界”を、友だちと、保育者と、そしてときに家族とも共有しながら、育ちを重ねていく。
「こびと」との暮らしは、私たち保育者にとっても、“保育とは何か”を改めて見つめ直す豊かな時間となりました。
「こびと、また来るかな?」
子どもたちのこの一言が、私たちの“次の保育”へのヒントになっていくかもしれません。
「こびと」との暮らしは、私たち保育者にとっても、“保育とは何か”を改めて見つめ直す豊かな時間となりました。
「こびと、また来るかな?」
子どもたちのこの一言が、私たちの“次の保育”へのヒントになっていくかもしれません。






