年中クラス
水族館体験から魚すくい遊びへ
2025-06-17
1.活動のテーマ
<テーマ>
広がる世界
<テーマの設定理由>
子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを出発点に、そこから生まれる発見・ひらめき・関わりを大切にしながら、“遊び”がどのように深まっていくかを、子どもと一緒に楽しみながら育てていくことが目的とする。
2.活動スケジュール
活動内容 時間/回 人数/回
①年長児の水族館 20分程度 2~3人
①年長児の水族館 20分程度 2~3人
②タライでの水遊び 30分程度 2~4人
③R1容器を使った玩具作り 30分程度 2~3人
④R1容器を使った玩具作り 30分程度 全体
⑤魚すくい 20分程度 3人程度1組
3.環境をデザインする
● 準備した物 スマートフォン(撮影用)
●タライ
●水
●ペットボトル
●R1容器
●プール玩具
●キリ
●机
●椅子
●油性マジック(黒)
●花紙(青、水色、黄色、黄緑、ピンク)
●ビニールテープ(青、水色、黄色、黄緑、ピンク)
●掬い網
●皿
●スズランテープ(水色)
3.探究活動の実践
● 年長さんの水族館に行ってきたよ!から始まる魚すくい遊び
ある日、年長児が「水族館」をオープンしていることを知った子どもたち。
「こんどはすいぞくかんだって!」
と目を輝かせ、年長児からチケットを受け取りました。
チケットを持って保育室に向かうと…
幻想的な水族館の世界が広がっていました。
保育室内は暗く、水の音が聞こえ、青いスズランテープやブルーシートで水を表現していました。
糸で吊るされた魚たちがゆらゆらと泳ぎ、照明に照らされキラキラと本物のようでした。
「こっちはクラゲがいっぱいいる!」「サメもいるよ!」「ほんものみたい」
と気付いたことを友だちと共有しながら、夢中になって楽しむ姿が見られました。
保育室に戻ってからも、担任や友だち同士で楽しかった様子を話し続けていました。
●自分だけの水のおもちゃ作り
水族館体験の数日後、園庭で水遊びが始まりました。
タライにたっぷりの水を入れて、ペットボトルやR1の容器などを使って遊び始める子どもたち。
「つめたーい!」「みて!シャワーみたい!」
と、水の冷たさや感触を楽しんでいました。
「これに絵を描いてみようかな」
この一言から始まったおもちゃ作り。
R1の容器を持って製作スペースへ行き、人魚や魚、雨、自分のマークなどを自由に描いていた。
それを見た他の子どもたちも同じように製作を始め、
「ぼくもかく!」「あなあけて!」
と、自分だけのおもちゃ作りを楽しみ、作ったおもちゃを使って水遊びをする様子が見られました。
●自分たちで作った魚で、魚すくい!
子どもたちの遊びが広がり、多くの子が楽しんでいたので、クラス活動として、R1の容器を使った魚作りを行いました。
容器の中にカラフルな花紙を詰め、外側に魚の顔や模様をマジックで描きました。
中には、
「こいのぼりみたいにしよ!」
と、鯉のぼりを思い出しながら描く子もいました。
完成した魚を見て、
「はやくあそびたい!」「なにしてあそぼう!」「さかなすくいしよう!」
などの声が上がった。
保育室にスズランテープを入れたタライを用意すると、魚すくいが始まりました。
「いっぱいとれた!」「おれがいちばん!」
と、自然と競争になりながらも、楽しんでいました。
「みずにうかべてみたらどうなるかな?」「プールでやりたいね!」
という声もあり、次の遊びへと繋がっていきました。
5.振り返り
5月と同様に、年長児のごっこ遊びに招待されたという体験が、子どもたちの中で刺激となり、子どもたちから「つくってみたい!」と積極的に取り組み、遊びが広がっていく様子を見ることができました。
自由遊びの中では、R1の容器に絵を描いて自分だけのおもちゃを作ったり、水が飛び出る水鉄砲を作ったりと遊びながら自然と工夫する姿が見られました。
活動の中で、以前の鯉のぼり製作を思い出す姿もあり、経験したことが遊びに繋がっているように感じました。
完成した魚での魚すくいでも、次々とアイデアが浮かび、その中での友だちとのやりとりも楽しんでいる様子がありました。
子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを受け止め、環境を整えていくことで、興味関心が深まり、クラス全体に広がっていったことを嬉しく思いました。
今後も子どもたちの小さな気付きや発見を大切にしながら、遊びが自然と広がっていくような関わりを心掛けていきたいと感じました。
