ある日の戸外自由遊び。
年少のお子さまが、砂場からフライパンやコップなどの食器を大切そうに運び出してきました。
その手には、どこからか見つけてきた雑巾とスポンジが…

「どうしたのかな？」と保育者がそっと見守っていると――
そのお子さまは、砂で汚れた食器を一生懸命こすって洗おうとしていたのです。

ごしごし、ごしごし……でも、なかなかきれいにならず、思わず困った表情に
すると、その様子を見ていた年中の女の子が近づいてきて、
「これ使ったらいいよ！」と、園庭のホースを持ってきてくれました

ところが…ホースだけでは水は出ません。
そこでまた、子どもたちの試行錯誤が始まりました！

「先生、お水出して！」と頼みに行ったり、
「タライやバケツもあったらいいよね！」と、さらなる道具を集めに行ったり……
異年齢で協力し合いながら、“どうしたらうまくいくか”を自分たちで考えていく姿が見られました✨

こうして水が出ると、夢中になってお皿洗いがスタート！
水で流しても泡は出ませんが……実は、先生がこっそり準備してくれたのは、食器用洗剤の空き容器に入れたお水
それをシュッシュと使うことで、まるで本物のお皿洗いのような体験に♪

お皿がきれいになると、今度は…
「ピカピカになったよ！」
「じゃあ次はごはん作ろうか！」と、お料理ごっこに展開

洗ったお皿にお料理を盛りつけて、「どうぞ～！」「いただきます！」
にぎやかであたたかい、お店のような雰囲気が広がりました