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園のブログ

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水の魔法から生まれた「水族館ごっこ」

2025-04-17
ある晴れた日の登園後の自由
年長さんたちが園庭にある大きな土管の中で、ペットボトルを使って水を注いで遊んでいました。
「なにをしているのかな?」と覗き込んでみると……
なんと、太陽の光を受けた水が土管の壁に反射して、土管の中がキラキラと輝いていたのです!
先生たちも思わず「きれいだね!」と声をかけると、
科学的には、これは水面で反射した光が「偏光」する現象。
水の分子に光が当たり、電子が振動して光を再放出することで、特別な輝きが生まれるのです。
難しい理屈は知らなくても、子どもたちはその美しさに目を輝かせていました。

そこで、先生が「ホースでいっぱい水を入れてみよう!」と声をかけると、
「やりたい!」と元気いっぱいにお返事!
みんなで夢中になって水を入れると、土管の中のキラキラがどんどん広がっていきました
すると、あるお子さまが園庭から草花を摘んできて、水に浮かべ始めました。
「魚だよ!」「水族館みたいだね!」と見立て遊びが自然にスタート

その場には、たくさんのお友だちが集まり、
みんなで「水族館ごっこ」へと発展していきました。
「おさかな泳いでる!」「こっちはクラゲ!」
想像力を膨らませながら、笑顔いっぱいの空間が広がっていきました。
この光景を見て、ふと思い出しました。
まだにじ組(満3歳児クラス)だった頃、
それぞれが自分の遊びに夢中になりながらも、少しずつ友だちと関わろうとする姿がありました。
それが今、こんなふうに友だちと遊びを共有し、見立てを広げ、全員で一つの世界を作り上げるまでに成長しているのです。

子どもたちの成長には、本当に驚かされる毎日です。
くさばな幼稚園では、こんな 子どもたちの「気づき」や「ひらめき」 を大切にし、
一緒にわくわくしながら遊びを広げ、成長を見守っています。

これからも、子どもたちの「やってみたい!」を大切に、
毎日の生活の中でたくさんの小さな発見と感動を重ねていきたいと思います。


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