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園のブログ

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とうもろこしから、街のひみつが見えてきた

2026-07-17
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7月、やま組の子どもたちは、給食の先生の一言から始まりました。
「とうもろこしの皮をむくのを、手伝ってくれないかな?」給食の調理に関心をもっていた子どもたちは、さっそく皮むきに挑戦しました。

何枚も重なった皮を一枚ずつむいていくと、中から長いひげと、黄色いとうもろこしが現れます。
「ひげがいっぱい!」「とうもろこし、見たことあるよ!」「えっ、どこで?」「わたしは、畑で見たことない!」

私たちの暮らす地域には「とうもろこし街道」があり、とうもろこしはとても身近な食材です。ところが、実際にどのように育ち、どのように収穫されているのかは、まだよく知りません。

そこで、とうもろこしのことを確かめるため、地域の畑へまち探検に出掛けました。
とうもろこしは、どうやって育つの?
畑には、背の高さが異なるとうもろこしが並んでいました。

農家の方に話を聞くと、長い期間収穫できるよう、植える時期を少しずつずらしていることや、大きく育つように間引きをしていることを教えていただきました。

「こっちは小さいね」「こっちの方が先に植えたのかな?」

店頭に並んだとうもろこししか知らなかった子どもたちにとって、畑に立つ一本一本の姿や、育てる人の工夫は、新しい発見の連続でした。

畑では、ヤングコーンも購入しました。

園に戻って皮をむいてみると、給食でむいたとうもろこしとは感触が違います。

「すぐむけた!」「やわらかい!」「あっ、折れちゃった!」

まだ小さく、柔らかいヤングコーンの姿から、子どもたちは、「赤ちゃんとうもろこしなんだね」と、成長の途中であることを身体で感じていました。

その場で茹で、熱々のヤングコーンを試食しました。給食に出たとうもろこしとも食べ比べ、一粒の大きさや固さ、味の違いを確かめました。
「これ、ポップコーンになるんだよ!」
大きく育ったとうもろこしの粒を見つめていた子どもから、こんな声が聞こえてきました。

「これを焼いたら、ポップコーンになるんだよ!」すると、すぐに別の子が、「ならないよ!」「どっちなの?先生!」知っていることや予想が分かれたとき、保育者がすぐに答えを伝えるのではなく、「どうしたら分かるかな?」と問い返しました。

子どもたちの答えは、「やってみよう!」でした。

ポップコーン作りの前には、実際にとうもろこしの収穫も体験しました。

農家の方から、実を土の方へ向けて折るように教えていただきます。

力を込めると、「バキバキッ!」という大きな音がしました。

その瞬間、葉の間にたまっていた水が一気にあふれ出しました。

「わあー!」「お水がいっぱい出てきた!」「重たい!」「二本持ったら、両手がふさがっちゃう!」音、重さ、水の冷たさ、力の入れ方。

見るだけでは分からなかったことが、収穫した子どもたちの身体を通して次々と見つかりました。
畑で育ったものを、人へ届ける
ポップコーン作りでは、給食で食べたとうもろこしやヤングコーンとは異なる、ポップコーン用の粒を使いました。

「給食のとうもろこしとは違うね」「でも、形が似てる!」加熱すると、粒が弾ける音が響きます。

「ほんとにポップコーンになった!」「白くなった!」畑で見たとうもろこしが、収穫され、調理され、人が食べるものへと変わっていく。そのつながりを、子どもたちは自分たちの目で確かめました。

そして、作ったポップコーンを自分たちだけで食べるのではなく、おうちの方や他学年の子どもたちにも届けることにしました。

「いらっしゃいませ!」「できたてですよ!」給食の先生や農家の方から受け取ったものを、今度は自分たちが誰かに届ける。

ポップコーン屋さんには、これまでのまち探検で見てきた「作る人」「売る人」「買う人」の姿が、子どもたちなりの表現となって現れていました。
一つの食材から、街が見えてきた
給食の先生から始まった、とうもろこしの皮むき。

そこから畑へ出掛け、育てる人の工夫を知り、ヤングコーンとの違いを確かめ、収穫し、ポップコーンを作り、人へ届けました。

さらに、とうもろこしのひげは、同時に進んでいた水の探究とも結び付き、次の遊びへとつながっていきました。

子どもたちにとって「街」は、建物や道路だけではありません。

食べ物を育てる人、調理する人、届ける人、受け取る人。そして、昨年の子どもたちから今年の子どもたちへと受け継がれていく経験も、街や園の暮らしを形づくる大切なつながりです。

一粒のとうもろこしから始まった探究は、食べ物の成長や仕事、人との関わり、水の流れへと広がっていきました。

子どもたちの何気ないつぶやきには、次の探究の入口が隠れています。

これからも、一人ひとりの「どうして?」「やってみたい!」を大切にしながら、子どもたちと一緒に街の中にある新しい発見を探していきたいと思います。
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