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園のブログ

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「ジュースの向こうに、街が見えてきた」

2026-07-02
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「このジュース、本当に飲めたらいいのに!」

5月、お花や葉っぱを使って色水遊びを楽しみながら、「ブルーベリージュース」「カルピス」「ミックスジュース」と見立てて遊んでいた子どもたち。

ジュース屋さんごっこを楽しんだあと、一人の子どものつぶやきから、新しい探究が始まりました。
「本当に飲めるジュースって、どうやってできるんだろう?」
「もし飲めるなら、どんなジュースがいい?」

そう問いかけると、「バナナジュース!」「ブルーベリー!」「メロン!」「すいか!」子どもたちは思い思いのジュースを絵に描き始めました。

描き終えると、「これ作れるかな?」「材料がいるよね。」「スーパーにあるかな?」と、今度は作るために必要なものへと関心が向かっていきます。

色水遊びで想像していた世界が、少しずつ現実の街へとつながり始めました。
街には、必要なものが集まる場所がある
材料を探しに向かったのは、地域のスーパーです。

普段はお家の人と一緒に歩く場所も、この日は少し違って見えていました。
「バナナあった!」「ブルーベリーはどこ?」「牛乳みつけた!」グループごとに売り場を探しながら、自分たちが描いたジュースに必要な材料を見つけていきます。

これまで子どもたちにとってスーパーは「買い物をする場所」でした。

しかし今回は、「作りたいものに必要な材料を探す場所」として歩いていました。

街には、作りたいことを支えてくれる場所がある。
そんなことを、子どもたちは体験を通して感じ始めていました。
「ジュースって、どうやってできるの?」
材料がそろうと、いよいよジュース作りです。
「包丁で切る!」「ミキサーに入れる!」「混ぜたらジュースになるかな?」子どもたちは作る前から、自分なりに考えを伝え合います。

バナナの皮をむき、手でちぎって、ミキサーへ入れていきます。

すると…「バナナがなくなった!」「とけた!」「すごく小さくなった!」さっきまで目の前にあった形が消えたことに驚き、自分の見たことをそのまま言葉にしていました。

ジュースは突然できるものではなく、材料が変化してできていくもの。

そんな気づきが生まれていました。
街には「作る人」がいる
ジュースが完成すると、「甘い!」「おいしい!」「もっと飲みたい!」という声が聞こえてきました。

しかし、子どもたちの気づきは味だけではありません。

スーパーで材料を見つけ、自分たちで作った経験を通して、「ジュースって、お店でも売ってるよね。」「作る人がいるんだ。」そんな言葉も聞かれるようになりました。

街には、果物を育てる人がいて、お店に運ぶ人がいて、並べる人がいて、売る人がいて、そして、自分たちが買って飲むことができる。

一杯のジュースの向こう側にも、多くの人の仕事がつながっていることを、少しずつ感じ始めていました。
「次は何ジュースを作ろう?」
ジュースを飲み終えると、「メロンジュースも作りたい!」「いちごもいいね!」「すいかはどうかな?」新しいアイデアが次々に生まれてきました。

一つの活動が終わるたびに、子どもたちの中では次の問いが生まれています。
遊びから、街へ
今回の活動は、ジュース作りが目的ではありませんでした。

始まりは、「本当に飲めたらいいのに。」という子どもたちの一言でした。

・花をジュースに見立てる。
・ジュース屋さんになる。
・本当に飲めるジュースを考える。
・スーパーへ材料を探しに行く。
・街の中で必要なものを見つける。
・自分たちで作る。
・味や色、形の変化を確かめる。
そして、その向こうにいる「作る人」や「売る人」の存在にも目を向ける。

子どもたちの探究は、「ジュース」を通して、少しずつ街の仕組みへと広がっていきました。

くさばな幼稚園では、子どもたちの「やってみたい」「どうなるんだろう」という小さなつぶやきを出発点にしています。

遊びの中で生まれた問いを、実際の街や地域の中で確かめていくことで、子どもたちの世界は少しずつ広がっていきます。

これからも、一人ひとりの気づきを大切にしながら、「街」とのつながりを感じられる探究を積み重ねていきたいと思います。
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