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園のブログ

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園庭にあらわれた、ふしぎな「砂の山」

2025-12-17
注目
本日、幼稚園の園庭に――
どーん!と大きな砂の山ができました。

実はこの砂山、偶然ではありません。
業者さんにお願いして、あえて砂場ではなく、園庭の真ん中にそのまま納品してもらいました。
砂は、いつのまにか旅に出る
日頃の遊びの中で、子どもたちは砂場の砂を
・おままごとの「ごはん」
・バケツに入れての運搬
・山づくりや道路づくり

…と、さまざまに使います。

気づけば砂は、砂場の外へ外へ。
その結果、砂場の砂は毎年少しずつ減り、買い足す必要が出てきます。

そこで今年は、
「最初から園庭に砂があったら、子どもたちはどう動くのだろう?」
そんな問いをもって、この砂の山を置いてみました。
さて、子どもたちはどこへ砂を運ぶ?
登園してきた子どもたちは、園庭に入った瞬間、立ち止まります。

「えっ……なにこれ!?」
「やまじゃん!」
「のぼっていいの?」

触って、崩して、登って、転がって。
しばらくは、砂山そのものを全身で味わう時間が続きました。

そして――
しばらくすると、ぽつりと声が聞こえてきます。

「これ、あっちに持っていこう」
「砂場に入れたら、もっと遊べるよね」
砂が“移動”しはじめた先は…
すると子どもたちは、
・バケツで
・手で
・スコップで

少しずつ砂を運びはじめました。

行き先は――
砂場。

でも、それは「大人に言われたから」ではありません。
自分たちで遊び、比べ、考えた末の選択でした。

「ここにあったら、みんなで使える」
「砂場のほうが、ケーキつくりやすい」

遊びの経験が、自然と判断につながっていったのです。
砂の山が教えてくれたこと
くつが汚れると長靴に自分から履き替える子も
この砂山は、
・砂を補充するため
だけのものではありませんでした。

子どもたちは
見て → 触って → 試して → 考えて → 行動する
という一連の流れを、遊びの中で生き生きと繰り返していました。

どこに運ぶか。
どう使うか。
誰と一緒にやるか。

すべてを子どもたち自身が決めていく姿は、
まさに「生活の中で育つ学び」そのものでした。
遊びは、いつも子どもが答えを出す
大人が用意したのは、砂の山という環境だけ。
その先をどうするかは、子どもたちに委ねました。

結果、砂は砂場へ。
でもその過程には、
たくさんの発見と、対話と、試行錯誤がありました。

くさばな幼稚園では、
こうした「ちょっとした仕掛け」から生まれる
子どもたちの主体的な動きを、何より大切にしています。

さて、この砂の山。
明日は、どんな遊びに変わっていくのでしょうか。

園庭では今日も、
子どもたちの「やってみたい!」が、静かに、でも確かに動き出しています。
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