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園のブログ

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小さな気づきから始まる「連続性のある育ち」【年少クラス】

2025-07-18
小さな気づきから始まる物語
春の園庭で、「ダンゴムシがまるまった!」という発見から、子どもたちの形への関心が広がりました。
「丸だ!」「四角もある!」そんな気づきが、やがて黒板いっぱいに広がるマグネット遊びへとつながっていきました。

単に“遊ぶ”のではなく、子どもたちの気づきが次の遊びや学びを呼び、その連続性が深めていく――これが、くさばな幼稚園の保育の原点です。
2.形から世界をつくる
マグネット遊びでは、最初は「貼るだけ」だった遊びが、次第に「お家」「いもむし」「ちょうちょ」などの見立てへと発展しました。
子どもたちは形の組み合わせを工夫し、磁石の反発や引き合いにも気づき、科学的な探究へと自然に進んでいきました。

こうした「形」に対する好奇心は、やがて空き箱を使った工作へと広がります。
3.空き箱から魚釣りへ
空き箱で釣竿をつくった子の姿がきっかけで、今度は「お魚が欲しい」という声が上がりました。
青い画用紙で池をつくり、新聞紙で囲いを作り、魚にマグネットをつけて釣れるように工夫。

「釣れた!」という喜びの中で、子どもたちは“科学”と“想像”を行き来しながら遊びを深めていきました。
さらに「焼きたい!」「お店にしたい!」と発展し、魚釣りからバーベキューごっこ、さらには焼きそば屋さんやジュース屋さんへと展開。
遊びは社会の縮図のように広がっていきました。
4.再びダンゴムシへ ― 命にふれる学び
一方で、戸外遊びでは「ダンゴムシのお家を作りたい」という声が上がりました。
砂場で作ったお家にダンゴムシを入れると転がり落ちてしまう。どうすればいい?
ペットボトルのキャップを使ったり、砂に道を描いたり、子どもたちは試行錯誤を繰り返しました。

やがて「逃げないように埋めちゃおう」という意見が出たとき、別の子が言いました。
「でも、お母さんに会えなくなったら泣いちゃうよ…」

話し合いの末、子どもたちはダンゴムシを花壇に戻すことに決めました。
それは単なる“虫遊び”ではなく、命の大切さを考える時間になったのです。
ダンゴムシのお家作りは、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちから始まり、次第に思考が広がり、発展していった素晴らしい活動でした。最初は単純に「ダンゴムシのお家を作りたい」という発言から、みんなでアイデアを出し合いながら進んでいく様子が印象的でした。話し合いの中で、年少児なりに子どもたちが自分の意見をしっかり伝え、他者の考えも受け入れながら協力していくことができ、非常に良い経験となりました。

ダンゴムシを捕まえる場面では、最初はダンゴムシに対して抵抗がある子どももいましたが、他の子どもたちが「大丈夫だよ」と優しくサポートし、協力して捕まえたことで、子どもたち同士の信頼感が深まったと感じます。また、ダンゴムシをお家に入れていく過程では、問題に直面しながらも試行錯誤を繰り返し、形を作る力やアイデアを形にする力が育まれました。

特に感動的だったのは、ダンゴムシを埋めてしまった時、子どもたちが他者の気持ちを考え、命の大切さを学びながら話し合い、ダンゴムシを掘り返して元の場所に戻すことを決定したことです。このような場面から、遊びの中で思いやりや責任感が育まれることを実感しました。


今後の展開
ダンゴムシのお家作りの活動を通じて、子どもたちは協力し合いながら思いやりの心を育みました。今後は、これらの学びをさらに深めるために、動物や自然をテーマにした他の遊びや学びを取り入れ、子どもたちの好奇心をさらに引き出していきたいと考えています。また、ダンゴムシに限らず、他の昆虫や自然の素材を使った遊びも展開していくことで、子どもたちの探求心を広げていきたいと思います。
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