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園のブログ

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雨の日ならではの楽しみ発見!

2025-06-10
「きょうは、あめふってるよ!!」
朝から大喜びで教えてくれた年少クラスの子どもたち。

実はこの日を迎えるために、これまで『あめだれぽったん』を歌ったり、お遊戯で雨の音を表現したりして、気持ちを高めてきたのです。
歌やことば、絵本の世界を通して、子どもたちの中にはすでに「雨の日」へのワクワクがふくらんでいました。

そして迎えた、待望の雨の日。

子どもたちはカラフルなレインコートを身につけ、長靴を履いて、傘はナシ!
両手を空けて、五感いっぱいで「雨」を感じるための「雨の日さんぽ」に出発しました。
みんなでお寺へ雨さんぽ
向かったのは、幼稚園と隣接している大行寺へ。
石段や木々、しっとりした空気の中をゆっくり歩きながら…

「わっ!かたつむりいた!」
「ここ、葉っぱがぬれてるね」
「木の下って、ぬれないの?あ、ちょっとぬれてるー!」

子どもたちのつぶやきは次々に広がっていきます。

木の下に雨宿りしてみたり、葉っぱを揺らして雨粒を感じたり、園庭とはちがう自然のなかで、雨の世界にどっぷり浸かることができました。
雨粒は“発見の宝石”
「この音、ぽつぽつってしてる」
「見て見て、頭に水がいっぱい!」

フードについた雨粒をじーっと見つめて、
「まるくなってる!」「きれいー!」と、雨粒のかたちや動きに心を奪われる子も。

水たまりにジャンプしたり、ゆっくり歩いて映る景色をのぞいたり、
いつもは「避ける」水たまりも、この日は「入っていい日」♪

「きゃー!びちょびちょー!」
そんな声と笑いが、あちらこちらで響いていました。
心もつながる、雨の日のあたたかさ
雨の日のさんぽでは、自然の発見だけでなく、子ども同士のつながりも深まります。

お友達の手をとって自分の気づきへ誘導したり、
「こっちにもいたよ」と、かたつむりを見つけた場所を教えてくれたり。

雨の日だからこそ、心もやさしくなる、そんな瞬間がいくつもありました。
雨の日も、子どもたちの“育ち”の時間
この日を通して、子どもたちは、
・自然の音やにおいに気づく力
・不思議に思ったことを自分で探そうとする気持ち
・五感で感じたことを、ことばや行動で表現する力
・友だちと心を通わせる力

そんなたくさんの“育ち”を雨の日に見せてくれました。

雨の日だからできる遊び、雨の日にしか見えない世界。

天候に関わらず、子どもたちの「今」の気づきや感性を大切にしながら、日々の生活の中で育ちを支えていきたいと思います。
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