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園のブログ

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キラキラのひらめきからはじまった「くさばな水族館」づくり

2025-05-14
4月17日のブログでも紹介しました。

年長さんたちが、園庭の大きな土管にペットボトルでお水を注いで遊んでいました。

「なにしてるのかな?」と近づいてみると…

太陽の光を受けた水が土管の内側で反射して、まるで魔法のようにキラキラと輝いていたのです。

先生が「きれいだね〜!」と声をかけると、子どもたちは目をまんまるにして大喜び!
するとすぐに「もっと水を入れてみよう!」と盛り上がり、ホースを使って、みんなでたっぷりと水を注ぎました

そしてその“きらめき”を見て、あるお子さまが園庭から草花を持ってきて、水に浮かべ始めたのです。

「魚みたいだよ!」
「ここ、水族館だね!」

そこから自然と、「水族館ごっこ」がスタート

「この葉っぱはクラゲ!」
「タコもいるよ〜!」

想像がどんどんふくらんで、あっという間に土管の中が海の世界に…!

この光景を見て、先生たちはふと思い出しました。

にじ組(満3歳児)だったころ、それぞれが自分の世界で遊んでいた子どもたちが、
今ではお友だちと遊びを共有し、一緒にアイディアを出し合って、ひとつの世界を作りあげている――

そんな成長をご紹介しました。
そして、そんな「水族館ごっこ」から、いよいよ新たな活動がスタート!

「ほんとの水族館みたいにしたい!」
「保育室をぜんぶ海にしようよ!」

ということで、年長さんたちは保育室の壁面制作を予定していましたが、
保育室いっぱいに広がる「くさばな水族館」を作ることに決定しました。

でも、水族館ってどんなところ?
どんな生き物がいるんだろう?

そこで、まだ水族館に行ったことのないお子さまにもイメージがふくらむように、
【海の動画をみんなで観たり】
【図鑑や絵本で海の生き物を調べたり】
【そして海が舞台の“文字だけの本”を読み聞かせたり】
様々な経験をしています。

「見たことないけど、こんな魚がいたよ!」
「この生き物、つくってみたい!」
「こうすれば海の中みたいになるんじゃない?」

――そんな声がたくさん上がっています。

これから、子どもたちは絵を描いたり、紙を切ったり、色を塗ったりしながら、
思い思いの海の世界を表現していきます。

どんな“くさばな水族館”が完成するのか、今からとっても楽しみです。
くさばな幼稚園では、子どもたちの気づきやひらめきを大切にしながら、遊びの中にある“学び”をそっと広げていく保育を日々大切にしています。

そしてその学びは、一つひとつがその場限りのものではなく、入所から卒園までの時間を通して、子どもたちの成長がつながっていくよう丁寧に積み重ねられています。

日々の発見が、次の表現や活動につながっていく、そんな“連続性のある育ち”を、少人数だからこそ、これからも大切にしていきたいと思います。
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