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園のブログ

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給食から見える、くさばな幼稚園の“食育”のかたち

2025-05-13
保護者参観日レポート
昨日と本日の2日間、今年度初の保護者参観日を行いました!
この日は、普段の園での生活を、保護者の皆さまにそっとのぞいていただける貴重な機会です。

朝の自由遊びから活動の様子、そして給食の時間まで、日常の子どもたちの姿をたっぷりと見ていただきました。

家庭では見せないような表情や、ちょっぴり緊張しながらもいつも以上に張り切る姿――
「うちの子、こんなふうに園で頑張っているんだ…」
という感想も多く、先生たちにとってもあたたかい気持ちになる一日でした。
給食参観で見えてくる“食べながら育つ”姿
給食の時間には、保護者の皆さまにもお子さまと同じメニューを試食していただきました。

くさばな幼稚園の給食は、主食・主菜・副菜・汁物・デザートを組み合わせた内容で、栄養バランスはもちろん、日本の食文化に親しめるよう工夫されています。

そして、くさばな幼稚園のもうひとつのこだわりが、【食器の使い方】です。

最近では管理や手間を考えて、家庭・幼稚園・保育園・小学校と「ワンプレート式」「お弁当方式」の食事を採用されることが増えてきています。
しかし、当園では、あえて一品ずつを陶器の食器に分けて用意しています。

それは、マナー教室のように「教え込む」ためではなく、
日々の食事の中で自然と身につく“体験的な学び”を大切にしたいから。

・熱い汁物を器ごと手に取って、汁物のぬくもりを感じること
・両手で椀を持って飲むことで、丁寧に食べる姿勢が身につくこと
・器の配置や周りの様子を見ながら、手を伸ばして食べたいものを取ること

一食一食の中に、小さな“気づき”や“体験”がぎゅっと詰まっています。
このような経験はワンプレート式では体験できません。

このように、「ただ食べる」だけではない時間だからこそ、子どもたちが自然と身につけていく姿がたくさんあるのです。

保護者の皆さまからは、

「家では気づかなかった成長を感じました」
「給食をこんなふうに楽しんでいるんですね」

と、たくさんのあたたかい声をいただきました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

これからもくさばな幼稚園は、食べることそのものが“育ちの時間になるような環境づくりを続けてまいります。

子どもたちが日々の暮らしの中で、心も体も健やかに育っていけるよう、丁寧な保育を大切にしていきます
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