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園のブログ

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七夕

2022-07-07
七夕は江戸時代には、「五節句」の一つとされ幕府公式の祝日でした。
寺子屋などでは紙の短冊に願い事を書き、読み書きの上達を願ったようです。
鳥居清長が1795年ごろ描いた浮世絵には、いろんな形の短冊が描かれています。

皆さんがよく聞く有名なお話で織女(しよくじよ)と牽牛(けんぎゆう)の伝説のおはなし先生達が劇をしてくれました。
もともとは中国の伝説ですが、日本では織姫と彦星の物語として知られています。離れ離れになった愛し合う男女が、一年に一度の逢瀬を果たすという大変ロマンティックな話ですね。
この時期に星空を見上げてみると、こと座のベガ(織姫)1(星)わし座のアルタイル(彦星)1(星)はくちょう座のデネブ1(星)を結んでできる大きな三角形を夏の大三角形といいます。この三角形は夏の星空の目印になることは有名ですね。
織姫と彦星はカップルのように思われている人も多いかと思いますがれっきとした夫婦です。
今晩、ご家族で仲良く夜空を見て会話をしてみてはいかがでしょうか?
七夕は上記の中国の伝説だけではなく、あまり知られていませんが日本独自の文化としても存在しています。
所説ありますが、五節句の一つである「七夕」はお盆(旧暦7月15日前後)に関連する年中行事でした。
七夕は別に棚幡といい、お盆の精霊棚(しようりようだな)に笹をくくりつけてその笹に五色の幡を建てます。それが今では短冊として一般に知られています(諸説あり)。お盆の一週間前に準備を開始し棚を用意して幡を建てるので「棚幡(たなばた)」と呼ばれたそうです。つまり七夕はお盆行事の一環として執り行われていたのですね。しかし、明治改暦以降、お盆が新暦月遅れの8月15日前後を主に行われるようになったため、残念ながら両者の関連性は薄れてしまいました。

ほかにも日本では、七夕の由来とされていることは多く存在しています。それらが合わさり融合して今の七夕という行事になったのです。
お寺バージョン
お寺バージョン
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